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シチズンのCincom B12は、21世紀に向けて開発されたニューコンセプトCNC自動旋盤です。カム式旋盤を超える加工性能と省スペース化、優れたコストパフォーマンスを両立し、切削加工・NC演算・ツール交換時間を極限まで追い込むことで、これからの加工現場のニュースタンダードとなる性能を実現しています。

Cincom B12の主な特徴
カム式を超えた圧倒的な生産性
新開発の「多軸自由制御システム」と全電気式の「フルサーボシステム」の採用により、NC演算時間やツール交換時間を極限まで短縮しました。これにより、従来のカム式自動旋盤と比較して、加工時間を約25%短縮することに成功しています。
長時間運転でも安定した高精度
「熱変位補償ツールレイアウト機構」を採用しており、長時間の連続運転においても熱変位の影響を受けにくく、より高い精度での加工維持が可能です。また、送り系にはボールネジ一体のビルトインサーボモータを採用し、高速で高精度な応答を実現しています。
快適な作業環境とメンテナンスフリー
主軸には高速・高精度かつ低騒音な「ビルトインドライブ主軸」を採用しています。また、リミットスイッチや油空圧源、電磁弁などのトラブル原因を排除したフルサーボシステムにより、メンテナンス性の向上と信頼性を確保しています。
拡大された加工範囲(II型・VI型)
II型およびVI型には二次加工機能が搭載され、背面主軸機能とあわせて加工の幅が大きく広がりました。背面主軸モータは0.5kwにパワーアップされ、加減速時の応答性が向上しています。
主要諸元(スペック)
共通仕様(I, II, V, VI型)
| 仕様項目 |
内容 |
| 最大加工径 |
φ12 mm (1/2 inch) |
| 最大加工長 |
135 mm |
| 最大穴明径 |
φ6 mm |
| 最大ネジ立径 |
M6 |
| 主軸貫通穴径 |
φ14 mm |
| 主軸回転数 |
100〜12,000 min⁻¹ |
| 主軸回転変速数 |
無段S5ケタ |
| 入力電源容量 |
4 kVA(最大負荷時) |
| センター高さ |
1,000 mm |
| 機械重量 |
1,130kg (I型) / 1,300kg (VI型) |
背面加工・二次加工仕様
| 仕様項目 |
背面主軸(V, VI型) |
二次加工(II, VI型) |
| 最大チャック径 |
φ12 mm |
– |
| 最大製品取出長 |
80 mm |
– |
| 背面主軸回転数 |
100〜7,000 min⁻¹ |
– |
| 二次加工主軸回転数 |
– |
100〜4,500 min⁻¹ |
| 取付工具数 |
3本 |
回転型スピンドル 2本 |
モデル別ツール取付本数
| モデル |
旋削バイト |
穴明け工具(正面) |
穴明け工具(背面) |
回転型スピンドル |
| B12 I型 |
7本 |
3本 |
– |
– |
| B12 II型 |
5本 |
3本 |
– |
2本 |
| B12 V型 |
7本 |
3本 |
3本 |
– |
| B12 VI型 |
5本 |
3本 |
3本 |
2本 |
NC機能(標準装備)
- NC装置: Cincom Bシリーズ専用NC装置
- 表示装置: 7.2インチ モノクロ液晶ディスプレイ
- 制御軸数: X, Y, Z, 平行2軸 全5軸(全軸同時制御可能)
- 最小設定単位: 0.001 mm(直径指定・半径指定ともに)
- 付加機能: バックグラウンド編集、工具オフセット16組、自己診断機能、異常負荷検出機能など